top of page

朝鮮中央放送の歴史

  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:5 時間前

この記事では、朝鮮民主主義人民共和国のラジオ放送である朝鮮中央放送の歴史について紹介する。なお、この記事では現在の「朝鮮中央放送」、即ち国内向けラジオ放送を中心に扱うこととする。対外ラジオ放送については、後ほど執筆予定である。


朝鮮中央放送とは

国営放送であることは言うまでもないが、朝鮮には2026年時点でラジオ局は2局しかない。平壌放送(평양방송)と平壌FM放送(평양FM방송)は2024年に放送を停止した。残った朝鮮中央放送(조선중앙방송)と朝鮮の声放送(조선의 소리)の2局である。


この2局は、短波或いは中波で容易に聴取できる。朝鮮中央放送は国内向け、朝鮮の声放送は海外向けのラジオ放送であり、全て朝鮮中央放送委員会(조선중앙방송위원회)が運営している。

現在の「朝鮮中央放送」を指す組織は、今に至るまで何度も変わってきた。そのことについては本文の中で扱っている。


歴史

日本統治時代

日本統治時代の朝鮮には、朝鮮放送協会というラジオ放送を行う社団法人が存在した。平壌放送局 JBBKは1936年に、第1放送(820kc)を日本語で、第2放送(1080kc)を朝鮮語で放送した。その後、各地に放送局が設けられた。

1945年8月15日、終戦を迎えると玉音放送が中継された。そして日本の敗戦で、北側はソ連、南側はアメリカに占領された。北側では、ソ連軍の進駐に伴う社会主義化によって26日、北緯38度線以北の放送線を切断し、基幹局である京城中央放送局からの中継放送を廃止、南北の放送が分断した。


解放後

2か月後の10月14日、平壌放送局が戦前からの施設・機材で「金日成将軍祖国凱旋歓迎平壌市民大会」を中継し、放送を再開。朝鮮中央放送の歴史が幕を開けた。

咸興放送、城津放送(後の金策放送)、新義州放送、海州放送、元山放送、清津放送が順に再開した。

1946年5月1日に平壌放送局は、平壌中央放送局に改称した。1948年2月に北朝鮮中央放送局、さらに同年11月に朝鮮中央放送となった。

新たな地方局も開局した。平安北道に江界放送(1947)、黄海道に沙里院放送(1951)、その他、会寧放送、鉄原放送、開城放送、恵山放送などが開局。

1955年、朝鮮中央放送新社屋が現在地に竣工し、記念式典が開催された。

同年、国内向け放送が平壌中央放送局第1放送に改称。

1967年、朝鮮中央第1放送に改称。第2放送は対外放送に割当てられた。

1972年、国内向けを朝鮮中央放送に改称。対外放送は平壌放送に改称した。

1979年4月、中波の周波数割当が10kHz単位から9kHz単位に変更された。

また、1978年までに以下の局が閉局した。金策放送、慶源放送、昌城放送、会寧放送。

1997年、国外向け放送も朝鮮中央放送と改称された。2001年、国外向けは朝鮮の声放送となった。


その後多くの周波数変更を経て、82年3月26日に清津放送が702kHz、85年4月に元山放送が882kHzに変更された。短波11680kHzは1983年11月1日から、6100kHzは86年10月7日から変わらず現在も放送している。

1990年、FM放送を開始した。

2003年、3480kHz、4450kHz、4557kHzが送信を開始した。

2009年、3025kHzの送信を開始した。

2011年、3480kHz、4450kHz、4557kHzが停波。1053kHzが平壌放送に移管した。

2012年、海州放送1080kHzが停波。

2015年、3025kHzが停波。

2020年、3250kHzでの放送を開始(平壌)。現在も受信可能である。2850kHzが停波。3205kHzでのDRM放送※1が開始した。

2022年5月29日、6140kHzでのDRM放送が開始した。

2025年12月頃、唯一の中波アナログ放送であった720kHzがDRM放送に移行か。


附【周波数リスト】

周波数(kHz)

出力(kW)

送信地

放送時間(JST)

702 <DRM>


咸鏡北道清津市


720 <DRM>


慈江道


765 <DRM>


両江道恵山市


801 <DRM>




810 <DRM>


開城特別市


819 <DRM>


平壌市


873 <DRM>


平安北道新義州市


882 <DRM>


江原道元山市


927 <DRM>


黄海北道沙里院市


999 <DRM>


咸鏡南道咸興市


3205 <DRM>

100

平壌市


3250

100

平壌市

05:00-03:00

6100

250

慈江道江界市

05:00-03:00

6140 <DRM>

100

平壌市


11680

50

慈江道江界市

夜間帯は停波


※1 デジタルラジオモンディエールの略。振幅変調を利用したデジタルラジオの方式。かつてアナログ放送で用いられていた朝鮮中央放送や平壌放送の周波数で確認されている。一部の周波数では「조선중앙제2라지오방송」と表示されるが、現時点で音声の復調はできていない。


 
この記事は執筆途中です。しばらくお待ち下さい…
 

関連記事

すべて表示
7580kHz 朝鮮の声放送

2025年11月9日 (日)に放送された「朝鮮の声放送へようこそ」。チャンゴについての紹介。

 
 
 

コメント


大理石の表面

Paektu

paektu_logo

我對 BCL (廣播收聽)、天氣、朝鮮音樂、漢字與中國考古等領域感興趣,

將於空閒時間分享文章。

 

著作権© みちのくDX 2025 - 2026

 

bottom of page